意見をまとめる


エコールミューレには、クラスが3つあります。

リズム、メロディー、ハーモニーです。社会性の発達を3段階にしています。社会性が発達していると、気を使ったりバランスを取ろうとしたりします。でも、同学年の子達がまだまだ未発達だと、ひとりだけが我慢したりストレスを溜めたりすることがあるので、よく見極めるようにしています。

子どもたちは、鬼のいぬ間にプロジェクトの計画を立てることにしました。

それぞれ、すっごくいっぱいアイデアが出ました。中には「ディズニーランドに行く」なんていうのも笑。


好き放題に出させて、その中から、各クラス、3つずつ採用したい案を絞り込みました。理由も添えて、プレゼンをし、その後はハーモニークラスの子達にまとめを任せることにしました。

1時間くらい話して、「これで決まり!」って感じで伝えてきたのが、なんと、ハーモニークラス(自分たち)が出した3つの案でした。

たしかに、社会性が発達しているハーモニークラスが考えた案は、もっとも現実的で参加者や時間、場所など、無難にまとまっていました。

なぜこうしたのか、と聞くと、以下のような理由とのことでした。

  • お金がかかるものはたいへんだから却下
  • 他のクラスの◯◯は、「ゲーム王決定戦」に集約できる
自分勝手に自分達の案にしたのではなく、ちゃんと考慮した上で、落とし所を見つけた、ということでした。理由も一理あるんですよね。

そこでわたしは、こんな風に話しました。

あなたたちのアイデアは、もっともバランスが良く、確かに現実的だし、メリハリもあるし、とてもいいと思う。
だけど、他のクラスの子たちは納得しないと思うよ。
「いいアイデアである」ということと、「引っ張る子たちが納得する」というのは別な場合があるから。

まず、発表の仕方を見ていると、「どこかに行きたい」ということを強く訴えていたよね。だから、「お金がかかるのはダメ」と一刀両断せず、可能性は探ってあげて、そのように行動もしてあげて、それでもダメだったということなら、納得すると思うよ。先生も「無いかなー」とは思うけど、最初から「それはナシ」と決めると、諦めがつかないかもしれないよ。

それから、「これはこれと同じ内容だから」ということも、確かにその通りだと思うけど、それだったらタイトルは残してあげるとか、「アイデアを採用したよ」という姿勢を見せることが大事。
そうしたら、ある中学生がこんなことを言いました。

「わたしたちのこの計画には夢がないんだよ。
ワクワクが足りないよね」

そう!
それなんだよ!!
人は、ワクワクすることには乗っかってくれる。

再度考え直し、2回か3回、練り直した結果、無事にとてもよい落とし所に収まりました。これなら、他のクラスの子も納得するでしょう。

▼この件に関する教育的考察記事はこちら

考察部分は有料です。
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